陳舜臣アジア文藝館 NEWS  


偶然に見つけた写真
7年ほど前「風見鶏謎解きの旅」という本が神戸新聞総合出版センターから出版された。

出版社から送られてきた本を手にとって、母があれ?と1枚の写真に釘付けになった。
三本松の急な坂を登ってアパートに向かうひと組のアベックの写真だった。
「これ、私たちだわ」と言った。そして父にも見せたら「これ、俺らや」と笑いながら言った。

結婚して間もない頃に住んでいたアパートに帰るところをカメラマンに偶然に撮られたようです。
1951年の神戸北野町の風景です。





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順風について
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神戸南京街
神戸港開港から居留地の西側に多くの清国の人が住みついた場所である。

昭和初期に多くの店が建ち並び、「南京街に行けばなんでも揃う」と評判になり
関西の台所として大いに繁栄をみせました。

昭和20年の大空襲で街はほとんど全焼し、戦後はバラックが立ち並び
闇市や外人バーが林立する場所になったそうです。

昭和50年代になって南京町一帯が神戸市の区画整理事業の対象となったことから
いまのようにカタチに復活しました。

元町駅から文藝館に向かう途中に、この長安門前を通ります。
春節祭。8日が旧暦の元旦になります。

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琉球の風
活字を少し大きくした新装判が講談社から出版されます。




発表当時につくられた泡盛「琉球の風」と「首里城」
両方とも封が開いていなくて、かなりの古酒になっています。
左の陶器製の首里城は気化してるのか危険状態なので
新装出版の折りに開けて飲んでみようと思っています。

泡盛好きの方はぜひ足を運んで文藝館にきてください。
たぶん3月末あたりになります。

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含笑花(がんしょうか)
  
南アジア原産の常緑小高木。
北野町の旧居の庭に、わたしの外祖父が台湾から持ってきて植えた樹木です。

日本では4月から6月にかけて淡黄色の花が咲き
甘いバナナのような香りで思わず笑みになるので、こういう名前が付けられたようです。

その北野町にあった含笑花の木から取り木した鉢植えが
この真冬の1月に我が家のベランダで咲きました。(館長)



1989年に出版されたエッセイ集のタイトルにもなっています。



 
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